元法律事務員鈴木くん

もっぱら雑記になってきました。元法律事務員という肩書で書いてますが、関係ないことのほうが多いです。

人生で初めて大人の危機感を覚えた話

僕はその時、大学生でした。

 

その当時、社会人の人達が仲間内でやってるフットサルの集まりに入っていて、週一か週二、土日のどちらかか両方くらいの頻度でやっていました。

 

場所は東京の京成関屋か豊洲

終わったら飲んだりして、夕方から夜くらいにいつも解散していました。

 

ある時、いつものようにフットサルをして軽く飲んでから解散したら、たまたま渋谷駅でメンバーの一人に会いました。

 

名前は梅さん。

年齢は30代後半くらいで、バーテンダーをやっている人でした。

 

お互いそのまま帰る途中でしたが、時間もあったので飲みのお誘いをいただいて渋谷で飲むことになりました。

 

 

二人で飲みに行くのは初めてでしたが、意外と話が弾んで3時間くらい。

梅さんが、「八王子に知り合いのスナックがあって、そこに行こうと思うけど行く?」というお誘いを受けました。

 

僕の家も八王子方面でしたし、何よりスナックというものに行ったことがなかった僕にとってはとても興味が湧いて、二つ返事で行くことにしました。

 

渋谷から1時間くらいでしょうか。

八王子に行くのに緊張したのは初めてでした。

 

 

目標のスナックは八王子駅からすぐ、「八王子ロマン地下」(現在は閉店とのこと)にありました。

 

柄にもなくドキドキしながらお店に入ると、ママと常連さん(二人とも梅さんの知り合い)がいました。

 

皆知り合いということもあり、和やかな感じで始まり、お酒をいただきつつカラオケで歌ったりしていました。

 

 

そんな時に、一人のお客さんが入ってきました。

パッと見、40代~50代のおじさん。

初来店でした。

 

おじさんは僕の隣のテーブル席に座って飲み始めました。

 

少しすると、おじさんが突然僕のテーブルの向かいに座ってきて話しかけてきました。

(話の内容は忘れました。)

 

聞いてみたら、確かその時50歳くらいで、娘さんがいるとのこと。

 

めんどくさいと思いながらも変な空気にしたくないので最低限の会話で済ませていましたが、会話の途中でおじさんが握手を求めてきて、やむを得ず応じたらそのまま掴まれてしまいました。

 

テーブルを挟んで手を握り続け、しかもずっと目を見つめてくるおじさん。

揉めても嫌なので泣き寝入り状態で手をつながされ、見つめられ続ける僕。

 

人生で初めて、

「あ、やばいおじさんに絡まれた」と思いました。

 

話し方といい動作といい、「本当に普通のおじさんか?」っていう雰囲気がぷんぷんしていましたが、娘いるって言ってるし違うだろーなんて思ってたら、やっとこさおじさんが手を離して帰る準備をしてくれました。

 

最悪連れていかれて掘られるんじゃねーか(当時は童貞だったので、最初がおっさんは勘弁してほしいと思ってました)なんて思っていたので一安心しましたが、帰り際におじさんが一言。

 

「ホモは好き?」

 

・・・・・・・・・・・??????????????????

 

耳を疑いました。

よくわかりませんでした。

苦笑いするしかありませんでした。

 

おじさん、あんたホモかい!

 

もし連れていかれてたらどうなってたんだろうと思いながら、刺激的な経験をしたなーと思う鈴木くんでした。