元法律事務員鈴木くん

もっぱら雑記になってきました。元法律事務員という肩書で書いてますが、関係ないことのほうが多いです。

サッカーは深い!ルールの難敵「オフサイド」を子供でもわかるように解説!

f:id:poodlian:20170523144205j:plain

 

 

唐突ですが、サッカーは好きですか?

 

やるのが好き、見るのが好き、正直野球のほうが好き、色んな方がいると思います。

 

「知らないけど代表戦くらいは見る」って方も多いんじゃないでしょうか。

 

僕はやるのも見るのも好きですが、そんなにサッカーを知らないって人に共通して聞かれるのが、

オフサイドって何?」という疑問。

 

今回はサッカーのオフサイドについて、誰にでもわかるように解説したいと思います。

 

 

オフサイド」=「ボールを触ってはいけない場所で触ること」

オフサイドを一言で言うと、「ボールを触ってはいけない場所にいて、そこでプレーに関わること」です。

漠然としてますが、これが基本だと思ってください。

 

「じゃあ「ボールを触ってはいけない場所」ってどこやねん」って話になりますよね。

 

相手選手よりゴールに近い場所にいたらオフサイド

簡単に言うと、「キーパーを除いた相手選手よりゴールに近い場所」にいるとオフサイドになります。

 

図にするとこんな感じです。

赤=攻めてる人、青=守ってる人です。

f:id:poodlian:20170524124139j:plain

 

相手側のゴールキーパーに一番近い位置で守りをする選手がいる直線上(オフサイドラインといいます)を越えてボールを触ったらオフサイドです。

 

「ゴールに近いところで待ち伏せしてたらアウト!」っていう話ですね。

 

「ボールが蹴られた瞬間」にラインを越えていて、そこからプレーに関わったかどうか

オフサイドになるのは、「ボールが蹴られたときにディフェンスラインを越えていて、そこでプレーに関わった場合」です。

 

ボールが蹴られたときに、すでにディフェンスラインを越えていればオフサイドですが、蹴ってからラインを越えた先までボールを取りに走りこむのはOKです。

f:id:poodlian:20170524123713j:plain

 

また、オフサイドになる場所で「プレーに関わった場合」という条件があります。

 

プレーに関わる行為に挙げられるものとしては、

  • ボールを受け取ったり触れたりする
  • ボールを追いかけるなどしたことで、相手選手に影響を与える

などがあります。

 

直接ボールに触れなくても、ボールに対するプレーに関わることでオフサイドになることもよくあります。

 

反対に、上の図でオフサイドラインを越えた場所(オフサイドポジションといいます)でも、ボールに触れたりしなければオフサイドにはなりません。

 

仮にオフサイドポジションでパスが来ても、それに触ろうとしなければオフサイドにはならず、プレーは続くことになります。

 

オフサイドラインを正確に見て、ギリギリで飛び出すのがポイント

試合を見る側としては、「相手のディフェンスを越えてボールを待ってたらだめなんだな」くらいでも大丈夫です。

 

しかし実際の選手、特にフォワードなどの攻撃を担う選手はオフサイドにならないようにオフサイドラインを見極めることがとても重要になります。

 

点を取る側としてはできるだけゴールに近い場所でパスがほしいので、オフサイドラインすれすれの位置で待って、パスが出た瞬間に飛び出すというプレーが多くなります。

f:id:poodlian:20170524133153j:plain

 

こういった、いわゆる「裏へ抜け出す」プレーは、パスの出し手と受け手のタイミング、受け手の位置取りなどが必要となるかなり繊細なプレーですが、上手くいけばゴールまで直結することになります。

 

www.youtube.com

 

 

守る側はいかにオフサイドラインを崩さないかが重要

攻める側がオフサイドをとられたくないように、守る側はオフサイドにしたいと考えます。

 

そのために重要なのが、オフサイドラインが乱れないこと。

 

主にディフェンスの中央の選手(センターバック)がバランスをとってラインを乱さないようにしますが、これが崩れると簡単に裏を取られてしまいます。

 

そうならないように、守備陣はラインを一直線に保ち、相手が飛び出してもオフサイドをとれる位置関係にしておくことが必要です。

 

f:id:poodlian:20170524140335j:plain

 

 

なぜオフサイドが必要?

「ゴールに近いところでボールを待ってたらだめだよ」っていうオフサイドのルール。

 

なぜ必要なんでしょうか?

 

 繰り返しになりますが、待ち伏せを防ぐ」というところが一番にあります。

 

オフサイドがないと、ピッチ上のどこにいてもパスを受けたり、ボールに触ったりすることができます。

 

言ってしまえば、相手のキーパーのすぐ近くで待っていて、ひたすらロングパスを蹴りこんでもらうということもできるわけです。

 

そうなると、ただただロングボールをゴール前に蹴りこむだけの試合になりかねませんし、試合にならなくなりますよね。

 

オフサイドというルールがあることで、サッカーの面白さは成り立っているのです。

 

 

ちょっとややこしい「戻りオフサイド

 

同じオフサイドでもちょっとややこしいのが「戻りオフサイド」。

 

まず、オフサイドの大原則は「ボールが蹴られた瞬間にオフサイドポジションにいて、そこからプレーに関わること」です。

 

なので、オフサイドポジションから自分より後ろに転がっているボールを取りに行ってもオフサイドになります。

 

これを「戻りオフサイド」といいますが、やっててもなかなかわかりづらいです。

f:id:poodlian:20170524144304j:plain

 

 

相手選手を越えてもオフサイドにならない場合

さんざん相手選手を越えたらオフサイドだよーなんて言ってきましたが、相手を越えてもオフサイドにならない場合があります。

 

全員が相手陣地にいる場合

 

自分たちが攻めまくってて、キーパー以外の選手全員が相手の陣地に入っている場合、ハーフラインが自分たちのオフサイドラインになります。

 

もし相手側がボールを奪って攻撃に転じた場合、自分たちが相手陣地にいる限りは、ハーフラインさえ越えなければオフサイドになりません。

f:id:poodlian:20170524152405j:plain

 

マイナス方向のパス

これがよく起きるのは、相手ディフェンスを完全に抜いて、2人以上でゴールまで攻め込んでいる時です。

 

本来、ディフェンスを全員抜いた時点でそこはオフサイドポジションなので、そこからパスを出したらオフサイドになります。

 

しかし、真横へのパスや、攻めている方向とは反対方向(マイナス方向といいます)に向かうパスを受けてもオフサイドにはなりません。

 

f:id:poodlian:20170524161820j:plain

 

相手やポストに当たった場合はどうなるの?

攻撃側がシュートをして相手に当たったり、ゴールポストから跳ね返ってきてボールに関与した場合も基本は一緒です。

 

「ボールが蹴られた瞬間にオフサイドポジションにいて、そこからプレーに関わること」、つまり味方がシュートをした瞬間に自分がオフサイドポジションにいたら、相手やポストに当たってもオフサイドになります。

 

ただし、オフサイドポジションにいても、守備側の明らかなパスミス・クリアミスでボールに関与することができた場合はオフサイドになりません。

 

偶然転がってきたらオフサイド、明らかな相手のミスならOKって感じです。

 

まだ細かいルールが色々ありますが、これだけ知ってれば見るにもやるにも十分だと思います。

 

 

まとめ

つらつらと書いてきましたが、「細かすぎるわ!」って思う方もいると思います。

 

ただオフサイドを知っておくと、「この選手の裏への飛び出しがいい!」とか、「パスと飛び出しのタイミングが最高!」っていうところがわかるので、よりサッカーを楽しめます。

 

とりあえずオフサイドについて知っておいてほしいのは、

 

というところです。

 

これをきっかけに、サッカーに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいです。