天皇杯の醍醐味、ジャイアントキリング
こんにちは、鈴木くんです。
サッカーの天皇杯が始まりましたね。
なんかかっこいいですよね、天皇杯って。
語感がいいというか。
まあ何よりいいのは、「プロからアマチュアまで入り乱れて勝負できる唯一の大会」というところなんですが。
アマチュアからしたら本気のプロを負かせる数少ない機会ですし、プロはプロとしてアマチュアに負けるわけにはいかないという、文字通り意地のぶつかり合いです。
そんな天皇杯の一番の醍醐味といえば、やっぱりアマチュアがプロに勝つ「ジャイアントキリング」です。
今年も御多分に漏れず、起きてます。
唯一勝ち残った大学チーム、筑波大学
まず気になるのは、J1(Jリーグ1部)のベガルタ仙台を僅差で下した筑波大学。
今大会では大学チームが10チーム出場していますが、唯一3回戦まで残りました。
元々サッカーが強いことで有名な大学でプロの選手も多く輩出していますが、トップリーグのチームに勝つとはあっぱれですね。
ちなみに僕は筑波大学が第一志望でしたが、30点足らなくて落ちました。。
県リーグ所属のいわきFCがJ1札幌を延長でフルボッコ
もう一つのジャイアントキリングは、5-2でコンサドーレ札幌に勝ったいわきFC。
いわきFCは福島県リーグのチーム。
J1のチームからしたら草サッカーに見えるくらいの階級差です。
しかも札幌には日本代表でも活躍した天才・小野伸二がいます。
ところが、後半終了間際の打ち合いを同点で粘り、延長で3点取ってフルボッコにしたのはアマチュアのいわきFCでした。
コンサドーレ札幌もここまでの点差をつけられて終わるとは思ってなかったと思います。
いわきは今頃お祭り騒ぎじゃないでしょうか。
J3長野がJ1FC東京をPKで下す
いわきFCほどの階級差はありませんが、それでもジャイアントキリングと言えるのがJ1のFC東京に勝ったJ3のAC長野パルセイロ。
FC東京には日本代表に選ばれたことのある選手も数多くいますから、2回戦で消えるチームではないけれども、それでも負けてしまうのはトーナメント一発勝負の怖さであり醍醐味だと思います。
とはいえ、長野は後半42分という試合終了間際で追いついているので、それだけの精神力の強さや実力もあったんだと感じます。
これがあるから天皇杯は面白い
J1のチームの多くが順当に勝ち進んでいる一方で、こうした波乱が起きています。
これはプロとアマチュアがごちゃ混ぜになり、一発勝負で戦うという天皇杯だからこそのエンターテインメントだと思います。
それでも、おそらく来年元日の決勝にはそれ相応のレベルのチームが並ぶでしょう。
だからこそ、今のタイミングでしかできない体験が天皇杯にはあります。
こういうのって、面白いですよね。