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元法律事務員鈴木くん

法律系のことやWEB系のこと、時事ネタなんかも書いていけたらと思いますが、実際にはブレまくっているのでとりあえず色々読んでいただけると嬉しいです。

裁判起こしたけど訴状受け取ってくれないから相手の家に行った話。

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法律事務の仕事をしていた時に、裁判中の相手の家まで行ったことがありました。

なかなかない体験です。

 

私がトラブったとかではないのですが、依頼を受けて裁判を起こしたところ、相手が訴状を受け取ってくれないので、ちゃんと住んでるか相手の家まで行くはめになったって感じです。

 

 

今回はそんな経験と絡めて、裁判を起こしたときの訴状を送るという手続きと、もし訴えられたら気を付けてほしいことを紹介します。

(ちなみに裁判の話はこちらでも書いているので、読んでみてください。)

poodlian.hatenablog.com

 

訴状ができたら裁判所へGO!

 

上の記事と重なりますが、トラブルになって「訴えてやるー!」ってなったら訴状を作って裁判所へ提出します。

 

 

提出後は、裁判所が訴えた相手(被告)のところへ郵送します。

ちなみに裁判所が書類を送ることを送達といい、訴状などは特別送達という形で送られます。

特別送達では、「郵便受けに入れたらOK」ってわけではなく、直接本人に受け取ってもらう形です。

また配達証明がついているので、相手が受け取ったら裁判所でもそれがわかりますから、わかり次第裁判の日(期日)を決める感じです。

 

 

言ってしまえば、郵便屋さんが訴状の配達に行ったときにいなかったり、意図的に受け取らなかったりしたら話が進まないわけです。

 

当たり前のルールですが、これがクセモノでした。

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いちいちお願いして行ってもらわんといかんのかい!

 

我ながら謎のテンションで打ってました。

疲れてるんでしょうか・・・

 

 

それはいいとして、結局最初に送ったときは受取人不在のまま訴状が裁判所へ返ってきちゃいました。

まあ相手に弁護士がついてない場合、仕事してたらなかなか平日の日中に受け取るのは難しいですよね。

(不在票ほったらかしの感も否めないですが) 

 

じゃあどうしようかっていうと、もう一回裁判所から送ってもらわなきゃいけません。

 

ただ裁判所も、

「一回目返ってきたのに、二回目はタダでは送れねーなぁ(´Д`)」

ってな感じで、そのままもう一回送ってはくれません。

 

 

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うそやん!ってなりますよね。

 

 

なのでこちらからは、

「もう一回お願いしますよ先輩ー( ;´Д`)」

っていう感じのお願いを書面でします。

これを「再送達の上申」というんですが、どのタイミングで届けてもらうかとか、どこに届けてもらうかによっていくつか分かれます。

 

例えば、

  • 夜に配達して!→夜間送達の上申
  • 休みの日に配達して!→休日送達の上申
  • 家知らんから職場に配達して!→就業場所送達の上申

などがあります。

 

私の場合は、上の3つ全て出して計4回送ってもらったけど全く受け取らず。

(ちなみに、上申書を作って裁判所へFAXすればだいたい送達してくれます。)

まあDV絡みの離婚訴訟だったので、相手も裁判所からの郵便を察してシカトしていたのかもしれないです。

 

 

とはいえ届かないと困るので、次の手段を使います。

 

 

 

必殺!付郵便送達の上申!

 

なんのこっちゃって感じですよね。

 

4回送ってもダメだったので、最終手段として「付郵便送達の上申」という形で再度上申を出します。

 

これは上の3つの方法と違い、発送した時点で訴状を受け取られたものと見なし、裁判手続きを進めてくれるというものです。

 

相手が受け取るかどうかに関わらず、受け取ったことにしてくれるありがたい仕組みです。

これでいけるやん!って感じですね。

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しかし、ありがたいぶん、今までと同じようには通りません。

訴えた側(原告)のほうで、「ちゃんとその住所に住んでますよー」というのを調査して裁判所へ報告しなくてはいけません。

 

 

つまり相手の家まで行って住んでることを確認しなければいけないわけです。

というわけで、相手の家まで行ってきました。

 

 

 

いざ相手の城へ!

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裁判の相手の家に行くなんてそうそうないことなので、チキンハートな私はなかなかに緊張しました。

 

平日の日中なので仕事してればいないだろうと思いつつ、相手はDV加害者、いた時の対処法をイメージトレーニングしていきました。

 

相手の家について見るべきところは数か所で、

・郵便受けの郵便の有無

・ガスや水道のメーターが回っているか

・表札の有無

などです。

 

後は実際にチャイムを鳴らして、いたら話をして、いなければ隣人にも聞いてみるといった感じです。

 

私の時は本人はおらず、隣人がいましたが見事な塩対応で話してもらえませんでしたので、当初の不安は杞憂に終わりました。

 

ちなみに、訴状自体は裁判所にあるので、仮にいたとしても渡せないため、「裁判所から書類送るから受け取ってねー」と伝えるまでになります。

 

本人はいませんでしたが報告書は作れたので裁判所へ提出して手続きは進み、最後まで相手からは反応なく無事勝訴で終わりました。

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訴えられたら無視せず向き合おう!

 

この一連の出来事、相手側から見たらどう見えるでしょう?

 

裁判所から来た書類を無視し、受け取りもしなかった結果、気づかぬうちに裁判に負けていたことになります。

 

もし自分が同じ立場だったら、

「よくわかんないからシカトしとけばいいやー(´▽`)」

で済むでしょうか?

 

今回は離婚訴訟でしたが、お金の絡むような裁判であれば決して無視してOKでは済みません。

裁判で原告の要求通りの結果になれば、下手すれば銀行口座を差し押さえられたり、土地や家を競売にかけられたりします。

 

 

訴えられることなんてある日突然来るかもしれません。

そんな時にほっといたら最悪の結果になったなんてことにならないよう、きっちり対応しましょう。

 

 

訴えられるようなトラブルがないことが一番ですけどね。

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