久留米のストリートミュージシャンに度肝を抜かれた
こんにちは、鈴木くんです。
今回は新卒で入った会社での思い出を書きます。
そこでは情シス的な立ち位置で、システムの管理・運用や支店のネットワークや端末の管理をしていました。
基本的に出張はないのですが、退職する少し前に九州の支店でネットワーク絡みの工事をすることになり、現場担当として現地に行くことになりました。
それが初めての九州だったので、半分旅行気分で行ってまいりました。
九州なのに何もなかった
向かったのは福岡県小郡市。
「博多からは離れるけど、福岡だし博多感はあるだろ」という謎の自信をもって向かいました。
だがしかし、何もない。
小郡市、ほんとに何もないんです。
豚骨ラーメンもないんですよおおおおおおおお!
まあそれはいいとして、とりあえず支店に向かい、やるべきことをやりました。
作業が終わったのが夜8時頃。
小郡市から比較的近く、賑やかそうな久留米駅近くにホテルをとっていたので向かいました。
やつは久留米探索中に現れた
ホテルに荷物を置き、久留米駅周辺で食事をしようと思ってぶらぶらしていましたが、久留米の夜って早いんですね。
9時過ぎに出かけたらほとんど閉まっていました。日曜日だったからでしょうか。
どうしたもんかなーと思いながら駅の近くをぶらぶらしてた時に、やつは現れました。
近くから聴こえる歌声。
ストリートミュージシャンです。
「駅の近くだしこっちでもそういう人がいるんだなー」と思いながらなんとなく聴いていると、歌っている曲名に聞き覚えが。
「あれ?これ、もしかして・・・
勇気100%じゃね?」
そう、彼が歌っていたのは、教育テレビでおなじみ、アニメ「忍たま乱太郎」の「勇気100%」だったんです。
僕は度肝を抜かれました。
ストリートミュージシャンたるもの、自分で作った曲を歌って伝えることに意味があるはずなのに、人の曲を使い、しかもそれが「勇気100%」だったとは。。
おまけに本人はバラード曲ばりに歌い上げているんです。
裏声を使ったりしながら。
「久留米のストリートミュージシャン半端ないなー」と思いながら、豚骨ラーメンをすすってホテルに帰り、次の日の作業を済ませて出張は終わりました。
今まで色んなストリートミュージシャンがあちらこちらで歌っているのを遠巻きに見てきましたが、人の歌、しかも教育テレビの主題歌をあれほど感情移入して歌える人間がいるのかと思い、九州の恐ろしさを知った鈴木くんでした。