男が事務職ってどう思う?
こんにちは、鈴木くんです。
最近は女性の活躍がすごいですね。
男女差別的なものが全くなくなったわけではないでしょうが、以前よりも男性と同様の立場で仕事ができるようになってきてるんじゃないでしょうか。
それが関係しているかは知りませんが、今まで女性がやるものとされてきたような仕事を男性がすることも増えてきました。
事務職がその典型です。
かくいう僕も前職は法律事務所の事務職でした。
男で法律事務員はまだまだ少数派
まだまだ男で法律事務員は珍しい存在です。
僕がいた事務所も男の事務員は僕だけでしたし、弁護士会主催の事務員研修で他の事務所の人に会う時も、9割は女性でした。
ハーレムっちゃハーレムですが、女性中心の職場で肩身の狭い思いをしている男性事務員さんもいるかと思います。
業務の性質上、女性向きの仕事ではあるかも
法律事務に関して言えば、女性のほうが向いてるというフシもあります。
事務作業において多くを占めるのが、
- 依頼者や関係者との電話対応
- 書類・記録の整理やチェック
などの細かい業務です。
当然ですが、そつのない電話対応が求められますし、弁護士は書類の整理などに関してルーズな人が多いので、そこをカバーできるような気配りが必要です。
そのへんの事務的な細やかさを考慮したときに、男性よりも女性のほうがきっちりしている印象はあります。
男のほうがいいって場合も
上に書いたようなところは、個人差がありますから必ずしも男性が不利ではありません。
法律事務所ならではかもしれませんが、むしろ男性が事務員として事務所に常駐してるほうが安心という見方もあります。
法律事務所はトラブルの中継点みたいなところですから、何が起こるかわかりません。
そんな時に男性事務員がいると安心だったり、女性に任せづらいことを任せられるみたいでいいみたいです。
(女性が危険を伴うことなんて男性でも危険なんですけどね)
結局は男女というか、個々でできるかどうかって話です。
男の事務職はもちろんアリ、でも向き不向きはある
以前の僕のように、男性でありながら事務をやるという人はいますし、これから事務職に就こうという男性は少なからずいると思います。
個人的には、男性で事務職は全然ありです。
そりゃそうですよね。やってましたから。
ただ自分でやってみて、向き不向きはあるなあって思いました。
細かい地味な作業を継続できるか
上にも書きましたが、事務職は細かくて地味な作業が多いです。
法律事務に関して言えば、裁判所に提出する書類の最終確認をしたり、簡単な書類を作ったり、記録を整理したりなどなど・・・
ワードやエクセルをちまちまいじることも多々あります。
いわゆるデスクワークを苦だと思わずにやれるかどうかは大事だと思います。
裏方としての仕事に徹することができるか
法律事務所では、売上を上げるのは弁護士で表立って業務を行うのも弁護士です。
反対に事務員は利益を出す立場でもなく、名前が出ることもそうそうありません。
そして事務員は基本的に弁護士の指示のもとに動くので、何でも自分で判断して処理をすることができない立場にいます。
「自分が先頭に立って利益を上げたい」とか「自分で決めて動きたい」という気持ちが少しでもある人は、フラストレーションが溜まるかもしれません。
まとめ
男で事務職をやりたいっていうと、「男なのに事務とかダサい」とか「いまさら事務とか時代遅れ」とか「なんかイヤだ」とか色々思われるかもしれません。
事務=コピー取りやお茶くみなんて古い考えの人もいれば、事務はロボットに取って代わられるなんて最先端なことを言う人もいます。
ましてやそれを男がやるもんじゃないなんていう人も。
でもそれはきっとまだ先の話なわけで、今この時代に事務としてのスキルはまだまだ必要とされます。
男女関係なく。
だから男性でも、やりたいと思ったら事務職就くのもいいと思いますって伝えたいという話でした。