「幸福の科学」の騒動はマーケティング戦略の産物だったと思う件。
こんにちは、鈴木くんです。
タイトルが仰々しいですが、僕は信者でもなければ、幸福の科学や宗教自体には全く興味ありません。
ただテレビとかで見聞したなかで一連の幸福の科学の動きについて興味を持ったので、僕の考えについて書いておこうと思いました。
あくまで個人の見方で事実は違うかもしれませんのであしからず。
女優を焚きつけてボヤを大火事にした幸福の科学
幸福の科学を取り巻く騒動は、人気女優としてブレイクしていた清水富美加さんが、突然所属事務所に芸能界引退と幸福の科学への出家を表明し、清水さんが事務所への不満を暴露したら事務所側が反論するという泥仕合になっていったというものです。
一見すると、ブレイク中の人気女優の芸能界引退と、新興宗教への出家というダブルパンチがメディアに取り上げられるきっかけになったように思えます。
しかしながら、大騒動にまでなったのは、
- 所属事務所に何の連絡もなく引退を通知した
- 騒動の最中に事務所へ敵意を表するような不満を公にした
というのが大きな要因だと考えられます。
事務所に対しては、事前に引退について合意できていれば仕事は調整できたでしょうし、出家についても宗教に興味がなければ世間の関心はすぐに薄まるでしょうから、メディアが反応しても「ボヤ」程度で済んだはずです。
それが炎上して「大火事」になったのは、唐突に事務所を離れて出家させ、暴露本まで出すように幸福の科学が清水さんを促したからと思われます。
突然の騒動の中で本を出す準備ができていたこともそのためでしょう。
「宗教」の扱いづらさを突いた形になった幸福の科学の戦略
清水さんと所属事務所の対立から長引いた一連の騒動ですが、その結果「幸福の科学」という宗教団体の存在がかなり表立って取り上げられるようになりました。
(恐らくそれが騒動を大きくした目的の一つだと思われますが)
本来はこの騒動の黒幕的な位置づけとも言える幸福の科学ですが、あまり表だってこの宗教団体を批判するメディアは多くなかったように思います。
(守護霊云々を苦笑しながら取り上げる人はいるかもしれません)
僕は、その要因を「宗教」というジャンルが影響していると考えています。
日本では、憲法により信教の自由が保障されています。
どんな宗教を信仰することも認められているわけです。
でも世間一般的には「なんか怪しい宗教団体」というのが大部分の見方だと思います。
良く思われないけど、法で守られている。
つまり、「腫れ物」なわけです。
それを知ってか知らずか、幸福の科学は無下にバッシングを受けることもなく、メディアに取り上げてもらえるという状況を作り出しました。
当事者でないにもかかわらず、「炎上商法」で知名度UP
清水さんと所属事務所を巡る、労働問題を含んだ騒動の中で、清水さんの陰にちらつく存在というくらいです。
にもかかわらず、当事者を表に立たせて騒動を起こし、批判を受けない形で清水さんと共にスポットライトを浴び、知名度を上げることに成功しました。
幸福の科学自身が図っていたのかどうかはわかりませんし、騒動を起こして知名度を上げるといういわば「炎上商法」的な方法は褒められたものではありません。
しかし幸福の科学からすれば、広告活動としての一連の騒動は大成功だったのではないかと思うのです。
最初に書いた通り、幸福の科学自体に興味は全くありませんが、それはそれでマーケティングなのかなーと思った鈴木くんでした。