元法律事務員鈴木くん

もっぱら雑記になってきました。元法律事務員という肩書で書いてますが、関係ないことのほうが多いです。

ドラマの世界とは違うかも?法律事務所の仕事とは?

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こんにちは、鈴木くんです。

 
 
前回は法律事務という職種としての仕事について書きましたが、今回は法律事務所全体でどんなことをやってるかを書きたいと思います。
 
 

法律事務所って何やってるの?

 
法律事務所でやっていることの大まかな流れとしては、
 
  1. 法律相談
  2. 依頼を受ける
  3. 依頼された事件の処理
  4. 終了
といった感じになります。
 
こう書くと簡単なことをやっているように見えてしまうかもしれませんが、弁護士は常に数十件、様々な内容の依頼を進めているので、尋常ではないほど大変な仕事をしているなーと、法律事務を経験して以来感じています。
 

法律相談

 
大半の人が、事件の依頼をする前に法律相談から入ります。
 
相談をするにしても、電話での相談が可能であったり、事前に予約の上で事務所に行って相談など、やり方は事務所によってまちまちです。
 
 
事務所以外でも、弁護士会や、民間の法律事務所から弁護士が派遣されて地域の役所で行っている法律相談もあるので、そういったところで相談された方が引き続きその弁護士に相談・事件の依頼をすることもあります。
 
 
法律事務所での相談では、事務所によっては相談料がかかる場合もありますので、相談する際に気になる場合は電話で聞いてみるのが早いです。
 
 

依頼を受ける

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法律相談後に、「この弁護士にお願いしたい!」となり、弁護士も対応可能であれば正式に依頼を受けるという形になります。
 
 
その際に、費用の金額や支払い方法についても弁護士と相談の上で決めることになります。
 
依頼をしたいけど費用面がちょっと・・・という場合は、日本司法支援センターの行っている法テラスという制度もあるので、法テラスの対応が可能な弁護士を探してみてもいいと思います。
 
 

依頼された事件の処理

 
依頼の受任後は、弁護士が依頼者の代理人として、相手の方やその代理人弁護士、関係者との交渉をしていきます。
 
その時々でどうしていくかは依頼者と相談の上進行し、場合によっては調停や訴訟などの裁判手続きが必要になっていくこともあります。
 
 
依頼者はトラブル対応や裁判には慣れていませんから、弁護士が場面に応じたアドバイスや提案もあるかと思いますが、弁護士はあくまで依頼者の希望に沿って進めていくので、依頼者としては処理を任せるにあたり、最終的にどうしたいかという考えは持っておいたほうがいいかもしれません。
 
 

終了

 
交渉がまとまったり、裁判手続きが終了すれば依頼事件の終了へと向かっていきます。
 
 
依頼について弁護士により成果が出た場合は、その成果に対する報酬の支払いなどが
発生します。
 
事件にもよりますが、終了するのに何年も時間を要するものもあります。
 
以上が法律事務所として大まかにやっていることになります。
 
 
実際の依頼となれば当然費用も発生しますし、長引けばしんどくなることもあるかもしれませんが、トラブルに巻き込まれたけど何からすればいいか迷うようであれば、相談するだけでも違うんじゃないかと勝手ながら思います。
 
以上、鈴木くんでした。